かみさまほとけさま


クリスマスだから、私の宗教観のお話をします。

私は墓参りに行ったことが二回しかない。
田舎は飛行機に乗らなければいけない程遠かったし、うちの両親は宗教に無頓着な人達だったので機会が殆どなかった。

年中行事は小さい頃から殆どみんなやっていた。初詣、七草粥、鏡開き、節分、桃の節句にお花見、、。
もちろんクリスマスも盛大に祝った。
母が煮たチキンに赤いリボンをかけるのや、クラッカーにチーズや生ハムを乗せるのは子供達の役目だった。
サンタクロースはいつだって望む以上のプレゼントをくれた。

中高生の時に住んでいたうちは少しいなかで、崖の上にあったので素晴らしく見晴らしが良く、いつしか毎日朝日を拝んでから学校にいくようになっていた。
素直で原始的な行為だった。好きな人ができた時は月に祈っていた(笑)
誰に教えられなくても、自然に。

そして疲れた時は木に抱きついていた。森林セラピーというものの存在を知ったのは10年以上あとの話。

ホラーや怪談など怖い話とかは大嫌いで(今も)怖いものはいつもダッシュで逃げていた。動物的に怖いから嫌い。

ほとけさまは、仏像の彫刻的な美から興味を持ち、ミーハーに好きになったのち(15年くらい前)、ブッダ初期の教えを少し知って、大好きになった。
かみさまは、自然全て、宇宙全てだと思う。山や太陽、風も水も神様。
だから詳しく知らないけど、キリスト教もイスラム教もヒンドゥー教も全て神様の捉え方のバリエーションなんだと思うから、みんないい。

私の絵はこういうアニミズム的な背景で描いています。