大きな木


森ガールやスピリチュアルなどが、流行るずっと前から、アニミズムを感じられる事が好きでした。

大学のころ(18歳位)「生まれ変わるなら何になりたい?」と聞かれて、「京都のお寺の苔とかいいね、世話して貰えるし」などと言って爆笑されてましたし、大学の木に抱き着いて安らいだりしていました。(萩原朔太郎の木に抱き着く詩を読んで、同類だと思いましたね〓)

先日、知っている人が少ない、綺麗な森や山に行きたくて仕方なくなって小さい山に登ってきました。

その日本当は、好きな仲間たちばかりの魅力的なデイキャンプが催されていました。普段なら這ってでも行く!というイベントなのですが。
みんなといてすごく楽しく能動的に癒されることでなくて、長いこと森や木にあいに行きたかったみたいです。
参加キャンセルしてしまって、本当にごめんなさい。「自分」が残念です…。

山は少し怖くてすごく綺麗でした。
慣れない山歩きで、はじめはかなり胸が痛くて、大丈夫かと思いましたが、30分以上たったあたりからしんどいけど心臓の痛みは薄れて、何とか登りきることができました。
苔むした道が、林道が、沢の音が、気持ち良かったです。

ちょうど今、竜の絵を描こうとしていて、頂上の岩から見下ろす海とまちは、その気分を少し解らせてくれました。

最後は楠の木の巨木がある神社で締め。幸せです。

都会はとても好きです。が、同時に木や森がないと生きていけないという衝動がおこります。

みんなそうかも知れないけど、私の絵は、心は、結局自然と繋がっているのを体感できた日でした。