熊野の自然巡りその1

20150713~0715熊野に行って参りました。

友人伊藤仁美こと、ひとちゃん(コーチングと経理のプロで人を繋げるお仕事中)のご縁に便乗し、旅禅 http://tabizen.net/の山口さんに全てをお任せした2.5日の熊野巡りが始まりました。

初日はバスで2115に新宮に着。

翌朝5時、空の色が違うのを感じながら青岸渡寺でのお勤めに参加しました。
一時間の読経の間、素人の私は何度もどこを読んでいるかわからなくなりました。しかし淡々と文字を音読する事で心は静まっていきます。
如意輪観音さまの美しさに惚れ惚れ(仏像大好き)しすぎなければ、もっと静まったかも(笑)。

すぐお隣の那智大社にご挨拶だけし、水を感じながら山の石段をずっと降りていくと那智の瀧です。

瀧は、ただ、そこにあります。
ミスト状の飛沫を、瀑布の音を、さしこむ光を浴びながら人もそこにあります。

それだけです。

私は瀧の飛沫の形が変わっていくのが楽しく、かたまりを目で追い続けていました。
ふと横に目を移すと、大岩がぐにゃりとせり上がってきます。
ぎょっとしつつだんだんその目眩のような感覚になれて目の遊びを楽しみました。

パワースポットとかよくいいますがそんな言葉は馬鹿馬鹿しいほど当たり前です。来ればわかります。
自然は偉大で恐ろしい。癒しを見せるのはほんの一時で人間の損得や善悪は関係ない「力」です。

昼から扇祭り(火祭り)は、山中で暮らす人々のコミュニティーを強く感じました。祭りを継承していくこと、祭りの中心になるには何年も地元にかかわっていくこと。


50キロ超の燃え盛る松明を担ぐ男衆、強大な火。簡単に大事故に繋がる祭りは人々の結束無しには続かないでしょう。
熊野は各所に水害、土砂崩れなど災害の爪痕が激しく、余所者の私も、人間の小ささをすぐさまに感じました。
神社でも自然に国や命の平和と幸せをお祈りしていました。 (もっと私利私欲がお願いしたかった、、、)

夕方は山の上の阿弥陀寺にお伺いし、ご住職から美しいしつらえや美術のお話しを伺いました。
こういうときに、アテンドしてくださる山中さんのお人柄と人脈でお話しが広く、深くなり、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。

(ゆっくり更新になりますがゆっくり2に続きます)