春からずっと準備しておりました、水墨コラボの打歓人『歓音』公演無事に終了致しました。
ご来場いただいたみなさま、応援してくださったみなさま、お手伝いいただいたみなさま、本当に本当にありがとうございます。
打歓人(ダカント)さんは、和太鼓+邦楽(三味線、尺八、篠笛など)のプロチームで、可能な限り一緒に練習にお邪魔して、音と人自体を見せていただき舞台の内容を作ってきました。
画家というのは基本は一人でものを作っていくので、チームで密に話し合いながら、助け合いながら作品を進めていくという体験がこの期間とても新鮮に感じられ、私の中でそれはとても大きな歓びとなりました。
また、音楽のプロ達の突きつめながらも周りに柔軟な姿勢、自分の内面世界をわかりやすく表現していくこと、それらがチーム内でそれぞれ遠慮なくのびのびと意見をやりとりしている様を見るのは新しい体験でした。
(左 開いていく牡丹、右 観音開きの扉)。
今回の公演では、一部で6名一人一人のソロに付き一枚180cm大の絵を連続で描いて行くという、一枚3-5分での、疾走のライブペインティングでしたがお楽しみいただけましたでしょうか?
(左 穴のある山と水流 、右 唐獅子)。
一部でのそれぞれの絵に
二部で色を加えて【歓音】の共通テーマとして一連の作品として連作を仕上げさせていただきました。
(左 天の鳥(迦陵頻伽)、右 松並と牡丹のある山河)。
今の公演は大道具や転換スタッフの方や事前準備でもメンバーの方に多大にお世話になり、規模的にも一人の作業では決してなし得ない作品を作ることができました。多くの裏方の作業や働きを目の当たりにし、自分たちのために色々な方が奔走されことに当日になって改めてとても驚きました。
複数の方々と共同でものを作りあげていく、という体験に今回とても感動しています。
公演の規模としましても一気に330人ほどの観客の方々に見ていただきながらの大舞台は初めての体験で、今までなし得ないことを実現させていただきました。私は大きな歓びでいっぱいです。
ご来場いただいたみなさま、ご協力いただいたみなさま、見守ってくださったみなさま、本当にありがとうございます。