仏絵をご覧になったお客様に「(こういう絵は)人を救いたいと描いてるの?」と聞かれて気づいた事。
、、、?いや、
絵は描きたいから描いています。
喜び以外を目的とはしていません。
私の喜びであるものが結果的に人に良い影響や喜びを与えたらもちろん嬉しいです。
しかし結果を狙っているというより、ひたすら絵に祈りや喜びを込めて描いています。
絵は見る方の自由なものです。
私の絵をお持ちいただいている方も、
その日の体調気分により、絵の語りかけてくるものが(見え方感じ方が)、変わると仰る声をよく聞きます。
私はそういう事を聞くと、絵としっかり付き合っていただけ嬉しく思います。
ご依頼で描いた肖像画でも、猫でも、仏さまでも、なんでもそれは同じです。
ある意味とても利己的なものですが、絵は動かされ続ける衝動のようなものでもあります。
美を、喜びを、感情、感動を表したい。私の内で起こったそれを共有したい。
その想いで、絵を描いています。